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刈払い機のクラッチの交換について
今回は刈払い機のクラッチ交換について詳しく解説していきます。クラッチは草刈機の動力伝達に非常に重要なパーツで、適切にメンテナンスしないと作業効率が落ちたり、故障の原因にもなります。今回の記事では、クラッチ交換のタイミングから必要な工具、実際の交換手順、注意点までをわかりやすく説明します。工具さえ揃えば初心者の方でも挑戦できる内容なので、ぜひ参考にしてみてください。 クラッチ交換のタイミングと必要な工具 まずはクラッチ交換を検討すべきタイミングについて説明します。大きく分けると、主に次の2つのパターンがあります。 エンジン始動時に刃が回ってしまう場合通常、エンジンをかける際にスターターを引っ張ってエンジンを始動しますが、この時に草刈りの刃が一緒に回ってしまってはいけません。もし刃が回ってしまう場合は、クラッチが破損しており、破損したクラッチ板がクラッチドラムに引っかかっている可能性が高いです。このような症状が見られたら、すぐにクラッチ交換が必要です。 草刈り中に刃が滑る、力が伝わらない場合エンジンは正常に吹けているのに刃が滑ってしまい、普段よりも草が刈れないと感じる時はクラッチが摩耗している可能性があります。特に刈りにくい草や枯れ草の時にこの症状が出やすいです。こうした場合もクラッチの摩耗を確認し、交換を検討しましょう。 この2つが主なクラッチ交換のサインです。交換作業に必要な工具は以下の通りです。 新品クラッチ(交換用パーツ) ドライバー(部品外し用) 14mmのメガネレンチ ピストンストッパー(専用工具) パーツクリーナー リチウムグリス(通常のグリスでOK) ピストンストッパーはシリンダー内のピストンを固定するための専用工具で、これがないとクラッチのネジを緩めることができません。専用工具の購入が難しい場合の代替方法も後ほど説明します。 クラッチ交換の準備と分解手順 クラッチ交換はエンジンカバーやハウジングを外すところから始まります。作業を始める前に安全に注意し、エンジンが冷えていることを確認してください。 エンジンカバーの取り外し まず、エンジンカバーを外します。後ろ側と前側にネジがありますので、それぞれをドライバーやレンチで外しましょう。プラグキャップも外す必要がありますが、この時はスプリングが伸びないように回しながら丁寧に取り外してください。 ハウジングとエンジンの分離 次に、ハウジング(刈払い機の刃が取り付けられる部分)とエンジン本体を分離させます。4か所のネジを外していきます。動画では見やすくするためにスイッチ配線やアクセルワイヤーを事前に外して完全分離していますが、実際は完全に分離しなくてもクラッチ交換可能です。 ネジを外したら軽く揺らしてクラッチの位置を確認します。これでクラッチ交換の準備が整いました。 プラグの取り外し 交換作業をスムーズに行うためにプラグレンチでプラグも外しておきます。プラグを外すことでエンジン内部の動きが止まり、クラッチを回す際に作業がしやすくなります。 クラッチの取り外しと注意点 クラッチはフライホイールに固定されており、そのネジを外す際にフライホイールごと回ってしまうため、ピストンストッパーを使ってピストンを固定しながら作業します。 ピストンストッパーの使い方 ピストンストッパーはプラグ穴からシリンダー内に差し込み、ピストンの頭を固定するための工具です。これを使うことでクラッチのネジを緩めることができます。鉄や木の棒を代用するとピストンに傷がつき故障の原因になるため、専用工具の使用を強くおすすめします。 クラッチのネジを外す ピストンストッパーでピストンを固定した状態で、14mmのメガネレンチを使ってクラッチのネジを半時計回りに回して外します。ネジが外れたらクラッチとフライホイールを取り外しましょう。 この時、クラッチには2枚のワッシャーが付いています。紛失しないように注意してください。ワッシャーの向きも重要なので、交換時にしっかり確認しましょう。 クラッチの摩耗状態と新品クラッチの特徴...
刈払い機のクラッチの交換について
今回は刈払い機のクラッチ交換について詳しく解説していきます。クラッチは草刈機の動力伝達に非常に重要なパーツで、適切にメンテナンスしないと作業効率が落ちたり、故障の原因にもなります。今回の記事では、クラッチ交換のタイミングから必要な工具、実際の交換手順、注意点までをわかりやすく説明します。工具さえ揃えば初心者の方でも挑戦できる内容なので、ぜひ参考にしてみてください。 クラッチ交換のタイミングと必要な工具 まずはクラッチ交換を検討すべきタイミングについて説明します。大きく分けると、主に次の2つのパターンがあります。 エンジン始動時に刃が回ってしまう場合通常、エンジンをかける際にスターターを引っ張ってエンジンを始動しますが、この時に草刈りの刃が一緒に回ってしまってはいけません。もし刃が回ってしまう場合は、クラッチが破損しており、破損したクラッチ板がクラッチドラムに引っかかっている可能性が高いです。このような症状が見られたら、すぐにクラッチ交換が必要です。 草刈り中に刃が滑る、力が伝わらない場合エンジンは正常に吹けているのに刃が滑ってしまい、普段よりも草が刈れないと感じる時はクラッチが摩耗している可能性があります。特に刈りにくい草や枯れ草の時にこの症状が出やすいです。こうした場合もクラッチの摩耗を確認し、交換を検討しましょう。 この2つが主なクラッチ交換のサインです。交換作業に必要な工具は以下の通りです。 新品クラッチ(交換用パーツ) ドライバー(部品外し用) 14mmのメガネレンチ ピストンストッパー(専用工具) パーツクリーナー リチウムグリス(通常のグリスでOK) ピストンストッパーはシリンダー内のピストンを固定するための専用工具で、これがないとクラッチのネジを緩めることができません。専用工具の購入が難しい場合の代替方法も後ほど説明します。 クラッチ交換の準備と分解手順 クラッチ交換はエンジンカバーやハウジングを外すところから始まります。作業を始める前に安全に注意し、エンジンが冷えていることを確認してください。 エンジンカバーの取り外し まず、エンジンカバーを外します。後ろ側と前側にネジがありますので、それぞれをドライバーやレンチで外しましょう。プラグキャップも外す必要がありますが、この時はスプリングが伸びないように回しながら丁寧に取り外してください。 ハウジングとエンジンの分離 次に、ハウジング(刈払い機の刃が取り付けられる部分)とエンジン本体を分離させます。4か所のネジを外していきます。動画では見やすくするためにスイッチ配線やアクセルワイヤーを事前に外して完全分離していますが、実際は完全に分離しなくてもクラッチ交換可能です。 ネジを外したら軽く揺らしてクラッチの位置を確認します。これでクラッチ交換の準備が整いました。 プラグの取り外し 交換作業をスムーズに行うためにプラグレンチでプラグも外しておきます。プラグを外すことでエンジン内部の動きが止まり、クラッチを回す際に作業がしやすくなります。 クラッチの取り外しと注意点 クラッチはフライホイールに固定されており、そのネジを外す際にフライホイールごと回ってしまうため、ピストンストッパーを使ってピストンを固定しながら作業します。 ピストンストッパーの使い方 ピストンストッパーはプラグ穴からシリンダー内に差し込み、ピストンの頭を固定するための工具です。これを使うことでクラッチのネジを緩めることができます。鉄や木の棒を代用するとピストンに傷がつき故障の原因になるため、専用工具の使用を強くおすすめします。 クラッチのネジを外す ピストンストッパーでピストンを固定した状態で、14mmのメガネレンチを使ってクラッチのネジを半時計回りに回して外します。ネジが外れたらクラッチとフライホイールを取り外しましょう。 この時、クラッチには2枚のワッシャーが付いています。紛失しないように注意してください。ワッシャーの向きも重要なので、交換時にしっかり確認しましょう。 クラッチの摩耗状態と新品クラッチの特徴...

エンジンスターターロープの交換方法について
今回は、草刈機のスターターロープの交換について詳しく解説します。スターターロープは、よく切れたりして修理が必要になることが多い部品です。自分で交換を試みたけれど、うまくいかないという方も多いのではないでしょうか。この記事では、正しい交換方法を順を追ってご紹介します。 必要な工具と準備 スターターロープの交換に必要な工具は以下の通りです: ドライバー ラジオペンチ スプレーグリス パーツクリーナー これらの工具を準備したら、まずは古いスターターロープを外す作業に取りかかります。 スターターロープの取り外し 最初に、スターターを外します。ゼノアBC2411というモデルを例に説明しますが、他のモデルも基本的に同じ手順で外せます。 スターターを外す際には、テンションがかかっているスプリングに注意が必要です。テンションを解除せずに外すと、スプリングが飛び出して怪我をする恐れがあります。テンションを解除するには、スターターロープを十分に引き出し、テンションがかからない状態にします。 新しいロープの取り付け 古いロープを完全に取り外したら、新しいロープを取り付けます。ロープをリールに通し、しっかりと結び目を作ります。この時、結び目が外れないように注意してください。8の字結びのような方法で結ぶと、より確実です。 ロープの巻き戻しとテンションの調整 ロープをリールに巻き戻す際には、スムーズに巻かれる方向に注意します。大体3回転くらいで十分です。巻きすぎるとスプリングに過度なテンションがかかり、故障の原因になります。 テンションの確認方法 最後に、テンションが適切にかかっているか確認します。ロープを引き出し、リールを手で軽く回してスムーズに動くか確認してください。動きが重い場合は、テンションを少し緩める必要があります。 再組み立てと最終確認 全ての部品を元通りに組み立てたら、最後にスターターを引っ張ってエンジンにしっかりと引っかかるか確認します。これでスターターロープの交換は完了です。 まとめ この記事では、草刈機のスターターロープの交換方法を詳しく解説しました。スターターロープは頻繁に切れることがあるため、交換方法を知っておくと便利です。今回の手順を参考にして、ご自身で交換に挑戦してみてください。正しく行えば、プロに頼むことなく、安全に交換が可能です。 交換時期の目安としては、ロープがほつれてきたときや、ロープが太くなってスタートに入らなくなったときが挙げられます。きこりあぐり通販では、スターターロープも取り扱っていますので、ぜひご利用ください。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事が皆様の作業の参考になれば幸いです。
エンジンスターターロープの交換方法について
今回は、草刈機のスターターロープの交換について詳しく解説します。スターターロープは、よく切れたりして修理が必要になることが多い部品です。自分で交換を試みたけれど、うまくいかないという方も多いのではないでしょうか。この記事では、正しい交換方法を順を追ってご紹介します。 必要な工具と準備 スターターロープの交換に必要な工具は以下の通りです: ドライバー ラジオペンチ スプレーグリス パーツクリーナー これらの工具を準備したら、まずは古いスターターロープを外す作業に取りかかります。 スターターロープの取り外し 最初に、スターターを外します。ゼノアBC2411というモデルを例に説明しますが、他のモデルも基本的に同じ手順で外せます。 スターターを外す際には、テンションがかかっているスプリングに注意が必要です。テンションを解除せずに外すと、スプリングが飛び出して怪我をする恐れがあります。テンションを解除するには、スターターロープを十分に引き出し、テンションがかからない状態にします。 新しいロープの取り付け 古いロープを完全に取り外したら、新しいロープを取り付けます。ロープをリールに通し、しっかりと結び目を作ります。この時、結び目が外れないように注意してください。8の字結びのような方法で結ぶと、より確実です。 ロープの巻き戻しとテンションの調整 ロープをリールに巻き戻す際には、スムーズに巻かれる方向に注意します。大体3回転くらいで十分です。巻きすぎるとスプリングに過度なテンションがかかり、故障の原因になります。 テンションの確認方法 最後に、テンションが適切にかかっているか確認します。ロープを引き出し、リールを手で軽く回してスムーズに動くか確認してください。動きが重い場合は、テンションを少し緩める必要があります。 再組み立てと最終確認 全ての部品を元通りに組み立てたら、最後にスターターを引っ張ってエンジンにしっかりと引っかかるか確認します。これでスターターロープの交換は完了です。 まとめ この記事では、草刈機のスターターロープの交換方法を詳しく解説しました。スターターロープは頻繁に切れることがあるため、交換方法を知っておくと便利です。今回の手順を参考にして、ご自身で交換に挑戦してみてください。正しく行えば、プロに頼むことなく、安全に交換が可能です。 交換時期の目安としては、ロープがほつれてきたときや、ロープが太くなってスタートに入らなくなったときが挙げられます。きこりあぐり通販では、スターターロープも取り扱っていますので、ぜひご利用ください。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事が皆様の作業の参考になれば幸いです。

刈払い機(草刈機)の機種ごとの違いを説明します
今回はゼノアとハスクバーナーの刈払い機について、特に機種ごとの違いを詳しく解説していきます。多くのお客様からメールや電話でご質問をいただく内容をベースに、どの機種がどんな特徴を持っているかをわかりやすくまとめました。草刈り機選びに迷っている方、機種の違いを知りたい方、ぜひ参考にしてください。 ゼノア刈払い機の基本機種:BC222とBC2020の違い まずはゼノアの小排気量モデルからご紹介します。代表的な機種は「BC222」と「BC2020」の2種類です。外観はほぼ同じで、排気量も同じく21.7ccですが、重量には約100gの差があります。BC2020の方が軽量です。 この重量差の主な理由は、BC222に内蔵されたインナーパイプの存在です。BC222はパイプの中にもう一本パイプが入っており、これが耐久性を大きく向上させています。特に草刈り中に右側に刃を振った際の「キックバック」現象でパイプが曲がるのを防ぐための工夫です。 また、ギアケース内のベアリング数も違います。BC222はベアリングが2つ、BC2020は1つです。ベアリングが多い分、ギアケースの強度が高く、ベアリングの破損リスクが減ります。その分、BC222は若干重くなり、価格も高めに設定されています。 これらの違いを踏まえると、BC222は障害物が多い場所やキックバックが起こりやすい環境での使用に適しています。一方、BC2020は軽量で扱いやすいですが、キックバック時のパイプの曲がりに注意が必要です。 排気量が小さいため、ナイロンカッターの使用はできるだけ避けたほうが良いです。どうしても使いたい場合は、紐の長さを短くし、回転負荷を抑えるように使うと良いでしょう。理想的には金属刃での使用をおすすめします。 中型機種の違い:BCZ235とBCZ245 次にゼノアの中型刈払い機、BCZ235とBCZ245の違いを説明します。どちらも排気量は22.5ccでエンジンの性能はほぼ同じですが、大きな違いはパイプの素材です。 BCZ235は一般的なアルミパイプを使用。一方、BCZ245はジュラルミン製のパイプで、強度はアルミの約1.5倍あります。ジュラルミンのパイプは肉厚が1.1mmで、BCZ235の1.25mmより薄いですが、その分軽量化されています。 重量はどちらも約4kgとカタログ上は同じですが、実際にはジュラルミン製の方が強度が高く、耐久性に優れています。特に3輪車などの下がり斜面での使用を想定したBCZ245は、パワーロスを抑えストレスなく使える設計です。ただし、ジュラルミン製のため価格はBCZ235より高めです。 エンジンやキャブレターは共通ですが、マフラーの排気口のサイズが異なり、BCZ245の方が排気効率が良いため回転数が上がりやすいのも特徴です。 また、BCZ235とBCZ245には内側に補強パイプは入っていません。補強パイプが入っているのは先に紹介したBC222のみとなっています。BCZシリーズはパイプの肉厚が厚いため、キックバックによる曲がるリスクは軽減されています。 大排気量モデルの比較:BCZ265とBCZ275 さらに大きな排気量モデルとしてBCZ265とBCZ275があります。こちらは排気量が25.4ccで、よりハードな使用に耐えられる設計です。パイプの肉厚は両モデルとも1.5mmと厚く、耐久性が非常に高いのが特徴です。 BCZ265はアルミパイプ、BCZ275はジュラルミンパイプを使用し、ジュラルミン製の方がより丈夫で重い使用にも耐えられます。マフラーの排気口もBCZ275の方が大きく、排気効率が良いため回転数が上がりやすくなっています。 ナイロンカッターの使用も問題なく、パワーに余裕があるため、ナイロンカッターを使う際も安心して作業できます。ただし、重量は4.3kgとやや重くなるため、パワーと重量のバランスを考慮して選ぶ必要があります。 これらの機種も内側の補強パイプはなく、ベアリングは2つ入っているためギアケースの強度は十分です。BCZ265は農作業向け、BCZ275は3輪車向けとして位置づけられています。 ロングパイプ仕様の特徴:BCZ245GLとBCZ275GL 次に紹介するのは、BCZ245とBCZ275のロングパイプ仕様です。通常モデルより20cmパイプが長く、届きにくい場所や斜面の作業に適しています。私自身、身長174cmですが、ロングパイプは腰を曲げずに作業できるので非常に使いやすいです。 ロングパイプ仕様も両モデルともジュラルミン製で、245GLは4.1kg、275GLは4.6kgの重量です。排気量はそれぞれ22.5ccと25.4ccで、用途や作業環境に応じて選択できます。 パイプの肉厚は275GLが1.5mm、245GLが1.1mm。通常の使い方でパイプが曲がることはほとんどありませんが、障害物が多い場所や3輪車でのハードな使用には275GLがおすすめです。農地など障害物が少ない場所では245GLでも十分に対応可能です。 ハスクバーナの226モデルについて 最後にハスクバーナーの226というモデルを紹介します。ハスクバーナーは日本市場向けに刈払い機をあまり販売していませんでしたが、近年226を発売しました。これはゼノアの刈払い機をハスクバーナーのカラーにしたもので、同じグループ企業による製品です。 エンジンは2011年の排ガス規制前の型を使用しており、BC222と同様に昔ながらの安定したエンジンです。規制はクリアして販売されていますのでご安心ください。古いエンジンですが、非常に調子が良く、多くのお客様からも好評をいただいています。 価格は同じ排気量のゼノアBCZ265より安価に設定されており、コストを抑えたい方に魅力的な選択肢です。スターターは昔ながらのやや重いタイプで、軽く引ける補助機構はありません。ギアケースのベアリングは1つのみで、耐久性はBCZ265や275と比較するとやや劣ります。 障害物が多い場所やハードな使用には275や265の方が安心して使えますが、コストパフォーマンスを重視する方には226もおすすめです。 また、226は刃を抑えるホルダーとボルトカバーが一体化したアルミ製で、軽量で扱いやすい設計です。BC2020と同様のホルダーを採用しているため、交換も可能です。 まとめ:用途に応じた刈払い機選びのポイント 今回紹介したゼノアとハスクバーナーの刈払い機は、それぞれ特徴と強みがあります。用途や作業環境によって最適な機種が変わりますので、以下のポイントを参考に選んでください。...
刈払い機(草刈機)の機種ごとの違いを説明します
今回はゼノアとハスクバーナーの刈払い機について、特に機種ごとの違いを詳しく解説していきます。多くのお客様からメールや電話でご質問をいただく内容をベースに、どの機種がどんな特徴を持っているかをわかりやすくまとめました。草刈り機選びに迷っている方、機種の違いを知りたい方、ぜひ参考にしてください。 ゼノア刈払い機の基本機種:BC222とBC2020の違い まずはゼノアの小排気量モデルからご紹介します。代表的な機種は「BC222」と「BC2020」の2種類です。外観はほぼ同じで、排気量も同じく21.7ccですが、重量には約100gの差があります。BC2020の方が軽量です。 この重量差の主な理由は、BC222に内蔵されたインナーパイプの存在です。BC222はパイプの中にもう一本パイプが入っており、これが耐久性を大きく向上させています。特に草刈り中に右側に刃を振った際の「キックバック」現象でパイプが曲がるのを防ぐための工夫です。 また、ギアケース内のベアリング数も違います。BC222はベアリングが2つ、BC2020は1つです。ベアリングが多い分、ギアケースの強度が高く、ベアリングの破損リスクが減ります。その分、BC222は若干重くなり、価格も高めに設定されています。 これらの違いを踏まえると、BC222は障害物が多い場所やキックバックが起こりやすい環境での使用に適しています。一方、BC2020は軽量で扱いやすいですが、キックバック時のパイプの曲がりに注意が必要です。 排気量が小さいため、ナイロンカッターの使用はできるだけ避けたほうが良いです。どうしても使いたい場合は、紐の長さを短くし、回転負荷を抑えるように使うと良いでしょう。理想的には金属刃での使用をおすすめします。 中型機種の違い:BCZ235とBCZ245 次にゼノアの中型刈払い機、BCZ235とBCZ245の違いを説明します。どちらも排気量は22.5ccでエンジンの性能はほぼ同じですが、大きな違いはパイプの素材です。 BCZ235は一般的なアルミパイプを使用。一方、BCZ245はジュラルミン製のパイプで、強度はアルミの約1.5倍あります。ジュラルミンのパイプは肉厚が1.1mmで、BCZ235の1.25mmより薄いですが、その分軽量化されています。 重量はどちらも約4kgとカタログ上は同じですが、実際にはジュラルミン製の方が強度が高く、耐久性に優れています。特に3輪車などの下がり斜面での使用を想定したBCZ245は、パワーロスを抑えストレスなく使える設計です。ただし、ジュラルミン製のため価格はBCZ235より高めです。 エンジンやキャブレターは共通ですが、マフラーの排気口のサイズが異なり、BCZ245の方が排気効率が良いため回転数が上がりやすいのも特徴です。 また、BCZ235とBCZ245には内側に補強パイプは入っていません。補強パイプが入っているのは先に紹介したBC222のみとなっています。BCZシリーズはパイプの肉厚が厚いため、キックバックによる曲がるリスクは軽減されています。 大排気量モデルの比較:BCZ265とBCZ275 さらに大きな排気量モデルとしてBCZ265とBCZ275があります。こちらは排気量が25.4ccで、よりハードな使用に耐えられる設計です。パイプの肉厚は両モデルとも1.5mmと厚く、耐久性が非常に高いのが特徴です。 BCZ265はアルミパイプ、BCZ275はジュラルミンパイプを使用し、ジュラルミン製の方がより丈夫で重い使用にも耐えられます。マフラーの排気口もBCZ275の方が大きく、排気効率が良いため回転数が上がりやすくなっています。 ナイロンカッターの使用も問題なく、パワーに余裕があるため、ナイロンカッターを使う際も安心して作業できます。ただし、重量は4.3kgとやや重くなるため、パワーと重量のバランスを考慮して選ぶ必要があります。 これらの機種も内側の補強パイプはなく、ベアリングは2つ入っているためギアケースの強度は十分です。BCZ265は農作業向け、BCZ275は3輪車向けとして位置づけられています。 ロングパイプ仕様の特徴:BCZ245GLとBCZ275GL 次に紹介するのは、BCZ245とBCZ275のロングパイプ仕様です。通常モデルより20cmパイプが長く、届きにくい場所や斜面の作業に適しています。私自身、身長174cmですが、ロングパイプは腰を曲げずに作業できるので非常に使いやすいです。 ロングパイプ仕様も両モデルともジュラルミン製で、245GLは4.1kg、275GLは4.6kgの重量です。排気量はそれぞれ22.5ccと25.4ccで、用途や作業環境に応じて選択できます。 パイプの肉厚は275GLが1.5mm、245GLが1.1mm。通常の使い方でパイプが曲がることはほとんどありませんが、障害物が多い場所や3輪車でのハードな使用には275GLがおすすめです。農地など障害物が少ない場所では245GLでも十分に対応可能です。 ハスクバーナの226モデルについて 最後にハスクバーナーの226というモデルを紹介します。ハスクバーナーは日本市場向けに刈払い機をあまり販売していませんでしたが、近年226を発売しました。これはゼノアの刈払い機をハスクバーナーのカラーにしたもので、同じグループ企業による製品です。 エンジンは2011年の排ガス規制前の型を使用しており、BC222と同様に昔ながらの安定したエンジンです。規制はクリアして販売されていますのでご安心ください。古いエンジンですが、非常に調子が良く、多くのお客様からも好評をいただいています。 価格は同じ排気量のゼノアBCZ265より安価に設定されており、コストを抑えたい方に魅力的な選択肢です。スターターは昔ながらのやや重いタイプで、軽く引ける補助機構はありません。ギアケースのベアリングは1つのみで、耐久性はBCZ265や275と比較するとやや劣ります。 障害物が多い場所やハードな使用には275や265の方が安心して使えますが、コストパフォーマンスを重視する方には226もおすすめです。 また、226は刃を抑えるホルダーとボルトカバーが一体化したアルミ製で、軽量で扱いやすい設計です。BC2020と同様のホルダーを採用しているため、交換も可能です。 まとめ:用途に応じた刈払い機選びのポイント 今回紹介したゼノアとハスクバーナーの刈払い機は、それぞれ特徴と強みがあります。用途や作業環境によって最適な機種が変わりますので、以下のポイントを参考に選んでください。...

専用工具を使ったチェーンソーの目立てを説明します
今回は専用工具を使ったチェーンソーのチェーンの目立て方法について、詳しく解説していきます。チェーンの刃が切れなくなってしまったとき、手動でヤスリを使う方法もありますが、電動工具を使うことで効率よく、正確に目立てが可能です。この記事では、チェーンソーシャープナーの使い方から、目立てに最適な砥石の選び方、目立て時の注意点までを丁寧にご紹介します。ぜひ最後までお読みいただき、チェーンソーのメンテナンスにお役立てください。 目立てに使う専用工具の紹介 まず、今回使用するチェーンソーシャープナーについて説明します。私が使っているのは京セラのチェンソーシャープナー CBS60です。この工具は弊社の出張修理でも使用しており、信頼性の高いモデルです。100Vのコンセントに差して使う電動リューターのような工具で、チェーンの刃を研ぐ角度が分かりやすいゲージが付いているのが特徴です。スイッチON/OFFだけのシンプルな設計なので、初心者の方でも扱いやすいです。 他にも様々なメーカーからチェーンソー用のシャープナーが販売されていますが、個人的にはこのモデルが最もシンプルで使いやすいと感じています。 目立て用の砥石について 次に、目立てに使う砥石について紹介します。今回使用するのはハートフルジャパン製の軸付きダイヤモンド砥石です。ダイヤモンド砥石は非常に硬く、チェーンの刃を効率よく研ぐのに適しています。 砥石のサイズはチェーンの種類によって異なります。今回紹介するのは4mmと4.8mmの2種類です。3本セットで販売されており、セットを開けると小さな砥石が入っています。これを先ほどのリューターに取り付けて使用します。 リューターには4mmの砥石が1本付属していますが、これはダイヤモンド砥石ではありません。より高性能な目立てを求めるなら、別売りのダイヤモンド砥石を購入して使用することをおすすめします。ご使用のチェーンに合ったサイズの砥石を選んでください。 砥石の取り付け方 砥石の取り付けはリューターの先端に行います。専用のスパナが付属していて、これを使って砥石を固定します。スパナでナットを緩める際、リューターの回転部分をロックするボタンを押しながら回すと簡単です。ナットが緩んだら砥石を差し込み、手で軽く回してからスパナでしっかり締めます。締める際もボタンを押しっぱなしにしてロック状態を保ちます。 この専用スパナは小さく紛失しやすいので注意が必要です。もし失くしてしまった場合、通常の10mmスパナでは厚みがあり、工具のゲージに当たって回しづらいことがあります。私は持ち運び用の金具にスパナを通して保管し、紛失を防いでいます。 メタテクランプでチェーンソーを固定して安定した目立てを実現 チェーンソーの目立て作業では、ガイドバーが力を入れると動いてしまい、不安定になってしまうことがよくあります。そんな時に役立つのがメタテクランプです。このクランプを使うと、ガイドバーとチェーンソー本体をしっかり固定できるため、目立てがとても楽になります。 使い方は簡単で、切り株などに目立てクランプをハンマーで打ち付けて固定します。次にガイドバーをクランプに挟み込み、ネジを締めて固定。注意したいのは、ガイドバーをクランプの板に直接当てて締めると、目立て中にチェーンが回らなくなるので、少し浮かせた状態で固定することです。 このように固定すれば、チェーンソーが動かず、目立て作業が安定します。フリーハンドでの目立てに不安がある方や、より正確に研ぎたい方におすすめです。 チェーンソーの刃の状態を確認し、目立ての準備をしよう 目立てを始める前に、チェーンの刃の状態をしっかり確認しましょう。特に、石や硬いものに当たって刃の先端が削れてしまっている部分は注意が必要です。刃の先が0.5mmほど色が変わっていることが多く、これは表面のメッキが剥がれてしまっている証拠です。 このメッキが剥がれた部分は切れなくなっているため、チェーンソーシャープナーでしっかり削り落とします。全ての刃に同様の状態があれば、均一に研いでいくことが重要です。 目立て開始の印を付ける どこから目立てを始めたか分かるように、マジックで印をつけておくと便利です。これにより、一周したかどうかの確認がしやすくなります。 30度の角度に注意して研ぐ チェーンソーシャープナーには30度の角度が分かるゲージが付いています。この30度の線とチェーンのガイドが平行になるように合わせて研ぎます。これにより、適切な角度で刃を削ることができ、切れ味が戻ります。 研ぐ際は刃が動かないようにしっかり押さえながら行い、前後に動かすと研ぎやすいです。砥石を当てる角度や力の入れ方に気をつけてください。 電動シャープナーを使うメリットと安全対策 手動のヤスリやホルダーを使う方法もありますが、石を引いて刃が大きく削れてしまった場合は、電動のチェーンソーシャープナーを使うのが圧倒的に効率的です。早く、楽に、そして均一に目立てができます。 ただし、電動工具を使う際は安全対策が欠かせません。刃に直接触れることになるのでゴム製の手袋を必ず着用してください。布製の手袋だと繊維が巻き込まれてしまい危険です。ゴム製手袋なら巻き込みや怪我のリスクを抑えられます。 研ぐ時の力の入れ方 研ぐ際は刃の根元に向かって後ろから少し上向きに力を入れるのがコツです。刃の先端に直線的に力を入れるのではなく、刃の後ろ側に優しく圧をかけるイメージで研ぐと、刃の形を崩さずにきれいに研げます。 目立て後の仕上げと反対側の刃の研ぎ方...
専用工具を使ったチェーンソーの目立てを説明します
今回は専用工具を使ったチェーンソーのチェーンの目立て方法について、詳しく解説していきます。チェーンの刃が切れなくなってしまったとき、手動でヤスリを使う方法もありますが、電動工具を使うことで効率よく、正確に目立てが可能です。この記事では、チェーンソーシャープナーの使い方から、目立てに最適な砥石の選び方、目立て時の注意点までを丁寧にご紹介します。ぜひ最後までお読みいただき、チェーンソーのメンテナンスにお役立てください。 目立てに使う専用工具の紹介 まず、今回使用するチェーンソーシャープナーについて説明します。私が使っているのは京セラのチェンソーシャープナー CBS60です。この工具は弊社の出張修理でも使用しており、信頼性の高いモデルです。100Vのコンセントに差して使う電動リューターのような工具で、チェーンの刃を研ぐ角度が分かりやすいゲージが付いているのが特徴です。スイッチON/OFFだけのシンプルな設計なので、初心者の方でも扱いやすいです。 他にも様々なメーカーからチェーンソー用のシャープナーが販売されていますが、個人的にはこのモデルが最もシンプルで使いやすいと感じています。 目立て用の砥石について 次に、目立てに使う砥石について紹介します。今回使用するのはハートフルジャパン製の軸付きダイヤモンド砥石です。ダイヤモンド砥石は非常に硬く、チェーンの刃を効率よく研ぐのに適しています。 砥石のサイズはチェーンの種類によって異なります。今回紹介するのは4mmと4.8mmの2種類です。3本セットで販売されており、セットを開けると小さな砥石が入っています。これを先ほどのリューターに取り付けて使用します。 リューターには4mmの砥石が1本付属していますが、これはダイヤモンド砥石ではありません。より高性能な目立てを求めるなら、別売りのダイヤモンド砥石を購入して使用することをおすすめします。ご使用のチェーンに合ったサイズの砥石を選んでください。 砥石の取り付け方 砥石の取り付けはリューターの先端に行います。専用のスパナが付属していて、これを使って砥石を固定します。スパナでナットを緩める際、リューターの回転部分をロックするボタンを押しながら回すと簡単です。ナットが緩んだら砥石を差し込み、手で軽く回してからスパナでしっかり締めます。締める際もボタンを押しっぱなしにしてロック状態を保ちます。 この専用スパナは小さく紛失しやすいので注意が必要です。もし失くしてしまった場合、通常の10mmスパナでは厚みがあり、工具のゲージに当たって回しづらいことがあります。私は持ち運び用の金具にスパナを通して保管し、紛失を防いでいます。 メタテクランプでチェーンソーを固定して安定した目立てを実現 チェーンソーの目立て作業では、ガイドバーが力を入れると動いてしまい、不安定になってしまうことがよくあります。そんな時に役立つのがメタテクランプです。このクランプを使うと、ガイドバーとチェーンソー本体をしっかり固定できるため、目立てがとても楽になります。 使い方は簡単で、切り株などに目立てクランプをハンマーで打ち付けて固定します。次にガイドバーをクランプに挟み込み、ネジを締めて固定。注意したいのは、ガイドバーをクランプの板に直接当てて締めると、目立て中にチェーンが回らなくなるので、少し浮かせた状態で固定することです。 このように固定すれば、チェーンソーが動かず、目立て作業が安定します。フリーハンドでの目立てに不安がある方や、より正確に研ぎたい方におすすめです。 チェーンソーの刃の状態を確認し、目立ての準備をしよう 目立てを始める前に、チェーンの刃の状態をしっかり確認しましょう。特に、石や硬いものに当たって刃の先端が削れてしまっている部分は注意が必要です。刃の先が0.5mmほど色が変わっていることが多く、これは表面のメッキが剥がれてしまっている証拠です。 このメッキが剥がれた部分は切れなくなっているため、チェーンソーシャープナーでしっかり削り落とします。全ての刃に同様の状態があれば、均一に研いでいくことが重要です。 目立て開始の印を付ける どこから目立てを始めたか分かるように、マジックで印をつけておくと便利です。これにより、一周したかどうかの確認がしやすくなります。 30度の角度に注意して研ぐ チェーンソーシャープナーには30度の角度が分かるゲージが付いています。この30度の線とチェーンのガイドが平行になるように合わせて研ぎます。これにより、適切な角度で刃を削ることができ、切れ味が戻ります。 研ぐ際は刃が動かないようにしっかり押さえながら行い、前後に動かすと研ぎやすいです。砥石を当てる角度や力の入れ方に気をつけてください。 電動シャープナーを使うメリットと安全対策 手動のヤスリやホルダーを使う方法もありますが、石を引いて刃が大きく削れてしまった場合は、電動のチェーンソーシャープナーを使うのが圧倒的に効率的です。早く、楽に、そして均一に目立てができます。 ただし、電動工具を使う際は安全対策が欠かせません。刃に直接触れることになるのでゴム製の手袋を必ず着用してください。布製の手袋だと繊維が巻き込まれてしまい危険です。ゴム製手袋なら巻き込みや怪我のリスクを抑えられます。 研ぐ時の力の入れ方 研ぐ際は刃の根元に向かって後ろから少し上向きに力を入れるのがコツです。刃の先端に直線的に力を入れるのではなく、刃の後ろ側に優しく圧をかけるイメージで研ぐと、刃の形を崩さずにきれいに研げます。 目立て後の仕上げと反対側の刃の研ぎ方...

チェーンソーの再始動と危ないエンジンのかけ方
今回は、チェーンソーの再始動の方法と、注意が必要なエンジンのかけ方について詳しく説明します。この情報は特に海外メーカーのチェーンソーに役立ちますので、ぜひ参考にしてください。 ハスクバーナーのチェーンソー再始動の難しさ 多くの方が経験する問題のひとつに、ハスクバーナーのチェーンソーの再始動が難しいという点があります。特に、エンジンが温まっている状態での再始動時に、アイドリングでエンジンをかけようとして失敗するケースが多いです。 昔は、ハスクバーナーがスウェーデン製であるため、日本のような温暖な地域では熱れを起こしやすいと言われていました。しかし、現在のモデルはその問題が解決されています。それでも、再始動時にエンジンがかかりにくいという声をよく聞きます。 正しい再始動の手順 再始動時の正しいエンジンのかけ方について説明します。まず、チェーンブレーキをかけた状態でプライミングポンプを数回押します。これが基本的な手順ですが、さらにチョークを使った操作が重要です。 エンジンが冷えている場合は、チョークをかけてから処爆を促しますが、再始動時はチョークを1つ下げてハーフスロットルの状態でエンジンをかけます。この方法でエンジンがかかりやすくなります。 デコンプの使用について 一部のチェーンソーには、エンジン始動を軽くするためのデコンプ機能が付いています。再始動時はこのデコンプを使用せず、圧縮を抜かずにエンジンをかけることが推奨されます。これにより、エンジンがかかりやすくなります。 デコンプを使わずに引っ張るのは負担がかかりますが、かかりにくい場合は試してみると良いでしょう。 危険なエンジンのかけ方 次に、危険なエンジンのかけ方について説明します。まず、チェーンブレーキをかけずにエンジンをかける行為は非常に危険です。エンジンがかかった瞬間に刃が回り始める可能性があるからです。 特に、ハーフスロットルでエンジンをかけると、刃が回る危険性が高まります。必ずチェーンブレーキをかけてからエンジンをかけるようにしましょう。 落とし掛けの危険性 落とし掛けは、チェーンソーを下に落としながらエンジンをかける方法です。この方法は非常に危険で、特にチェーンブレーキをかけていない状態で行うと、刃が回って怪我をするリスクがあります。 この方法は絶対に避け、エンジンをかける際は地面に置くか、しっかりと固定してから行うようにしてください。 まとめ この記事では、チェーンソーの再始動と危険なエンジンのかけ方について説明しました。これらの方法を守ることで、安全にチェーンソーを使用することができます。ぜひ試してみてください。 また、防護具の使用も忘れずに行い、安全第一で作業をしてください。
チェーンソーの再始動と危ないエンジンのかけ方
今回は、チェーンソーの再始動の方法と、注意が必要なエンジンのかけ方について詳しく説明します。この情報は特に海外メーカーのチェーンソーに役立ちますので、ぜひ参考にしてください。 ハスクバーナーのチェーンソー再始動の難しさ 多くの方が経験する問題のひとつに、ハスクバーナーのチェーンソーの再始動が難しいという点があります。特に、エンジンが温まっている状態での再始動時に、アイドリングでエンジンをかけようとして失敗するケースが多いです。 昔は、ハスクバーナーがスウェーデン製であるため、日本のような温暖な地域では熱れを起こしやすいと言われていました。しかし、現在のモデルはその問題が解決されています。それでも、再始動時にエンジンがかかりにくいという声をよく聞きます。 正しい再始動の手順 再始動時の正しいエンジンのかけ方について説明します。まず、チェーンブレーキをかけた状態でプライミングポンプを数回押します。これが基本的な手順ですが、さらにチョークを使った操作が重要です。 エンジンが冷えている場合は、チョークをかけてから処爆を促しますが、再始動時はチョークを1つ下げてハーフスロットルの状態でエンジンをかけます。この方法でエンジンがかかりやすくなります。 デコンプの使用について 一部のチェーンソーには、エンジン始動を軽くするためのデコンプ機能が付いています。再始動時はこのデコンプを使用せず、圧縮を抜かずにエンジンをかけることが推奨されます。これにより、エンジンがかかりやすくなります。 デコンプを使わずに引っ張るのは負担がかかりますが、かかりにくい場合は試してみると良いでしょう。 危険なエンジンのかけ方 次に、危険なエンジンのかけ方について説明します。まず、チェーンブレーキをかけずにエンジンをかける行為は非常に危険です。エンジンがかかった瞬間に刃が回り始める可能性があるからです。 特に、ハーフスロットルでエンジンをかけると、刃が回る危険性が高まります。必ずチェーンブレーキをかけてからエンジンをかけるようにしましょう。 落とし掛けの危険性 落とし掛けは、チェーンソーを下に落としながらエンジンをかける方法です。この方法は非常に危険で、特にチェーンブレーキをかけていない状態で行うと、刃が回って怪我をするリスクがあります。 この方法は絶対に避け、エンジンをかける際は地面に置くか、しっかりと固定してから行うようにしてください。 まとめ この記事では、チェーンソーの再始動と危険なエンジンのかけ方について説明しました。これらの方法を守ることで、安全にチェーンソーを使用することができます。ぜひ試してみてください。 また、防護具の使用も忘れずに行い、安全第一で作業をしてください。

メーカー別チェーンソーのエンジンのかけ方ガイド
今回は3つのメーカー(ゼノア、ハスクバーナ、スチール)のチェーンソーのエンジンのかけ方を詳しくご紹介します。それぞれの特徴に合わせた操作方法を理解して、安全に作業を行いましょう。 ゼノアGZ2800のエンジンのかけ方 まずはゼノアの小型チェーンソーGZ2800です。このモデルはシャッターチョーク式を採用しています。 エンジンをかける前に、必ずチェーンブレーキを前に倒して刃をロックします。次にプライミングポンプを何度か押し、燃料を供給します。 燃料が十分に入ったら、チョークを下に下ろしてロックします。その後、スターターを引っ張りエンジンを一度処爆させます。 処爆が確認できたら、チョークレバーを戻し、再度スターターを引っ張ります。エンジンがかかったら、アクセルレバーを握ってハーフスロットルを解除し、チェーンブレーキを解除します。 ゼノアG3711のエンジンのかけ方 次にゼノアのG3711を見ていきましょう。このモデルはオンオフスイッチを手動で操作します。 まずスイッチをオンにし、チョークレバーをいっぱいまで引き切ります。チェーンブレーキをかけた後、スターターを引っ張り、処爆を確認します。 処爆後、チョークレバーを戻し、再度スターターを引っ張ります。エンジンが中速で回り始めたら、アクセルレバーを握ってハーフスロットルを解除します。 ハスクバーナ550XP Mark2のエンジンのかけ方 続いてはハスクバーナの550XP Mark2です。このモデルもプライミングポンプを搭載しています。 まずチェーンブレーキをかけ、プライミングポンプを押して燃料を供給します。次にチョークとスイッチが連動したレバーを操作し、エンジンを処爆させます。 処爆後、レバーを下げてハーフスロットル状態にし、エンジンをかけます。エンジンがかかったらアクセルレバーを握り、アイドリング状態にします。 スチールMS170Cのエンジンのかけ方 最後はスチールのMS170Cです。このモデルはチョークとスイッチが連動しています。 エンジンオフの状態から、アクセルレバーを握りながらスイッチを下げてチョークをかけます。スターターを引っ張り、処爆を確認します。 処爆後、チョークレバーを上に戻し、再びスターターを引っ張ります。エンジンがかかったらアクセルレバーを握ってアイドリング状態にします。 スチールMS193TCのエンジンのかけ方 次にスチールのMS193TCのエンジンのかけ方をご紹介します。このモデルはプライミングポンプが装備されており、燃料供給が重要です。 まずチェーンブレーキをかけ、プライミングポンプをしっかり押して燃料を供給します。プライミングポンプは少し硬いので、しっかり押し込んでください。 次に、チョークレバーを操作してチョークをかけ、スイッチレバーを下げます。この時、アクセルレバーを握りながら操作するのがポイントです。 エンジンを引っ張って処爆を確認したら、チョークレバーを解除し、再度エンジンをかけます。エンジンがかかったらアクセルレバーを握ってアイドリング状態にします。 エンジンのかけ方の共通点 どのメーカーのチェーンソーでも、エンジンをかける際の基本的なポイントは共通しています。まず、チェーンブレーキをかけることが安全の基本です。 次に、燃料供給を確実にするためにプライミングポンプやチョークを正しく操作します。そして、スターターを引いて処爆を確認したら、アイドリング状態にするためにアクセルレバーを操作します。 これらのステップを守ることで、スムーズかつ安全にエンジンをかけることができます。 エンジンのかけ方の注意点...
メーカー別チェーンソーのエンジンのかけ方ガイド
今回は3つのメーカー(ゼノア、ハスクバーナ、スチール)のチェーンソーのエンジンのかけ方を詳しくご紹介します。それぞれの特徴に合わせた操作方法を理解して、安全に作業を行いましょう。 ゼノアGZ2800のエンジンのかけ方 まずはゼノアの小型チェーンソーGZ2800です。このモデルはシャッターチョーク式を採用しています。 エンジンをかける前に、必ずチェーンブレーキを前に倒して刃をロックします。次にプライミングポンプを何度か押し、燃料を供給します。 燃料が十分に入ったら、チョークを下に下ろしてロックします。その後、スターターを引っ張りエンジンを一度処爆させます。 処爆が確認できたら、チョークレバーを戻し、再度スターターを引っ張ります。エンジンがかかったら、アクセルレバーを握ってハーフスロットルを解除し、チェーンブレーキを解除します。 ゼノアG3711のエンジンのかけ方 次にゼノアのG3711を見ていきましょう。このモデルはオンオフスイッチを手動で操作します。 まずスイッチをオンにし、チョークレバーをいっぱいまで引き切ります。チェーンブレーキをかけた後、スターターを引っ張り、処爆を確認します。 処爆後、チョークレバーを戻し、再度スターターを引っ張ります。エンジンが中速で回り始めたら、アクセルレバーを握ってハーフスロットルを解除します。 ハスクバーナ550XP Mark2のエンジンのかけ方 続いてはハスクバーナの550XP Mark2です。このモデルもプライミングポンプを搭載しています。 まずチェーンブレーキをかけ、プライミングポンプを押して燃料を供給します。次にチョークとスイッチが連動したレバーを操作し、エンジンを処爆させます。 処爆後、レバーを下げてハーフスロットル状態にし、エンジンをかけます。エンジンがかかったらアクセルレバーを握り、アイドリング状態にします。 スチールMS170Cのエンジンのかけ方 最後はスチールのMS170Cです。このモデルはチョークとスイッチが連動しています。 エンジンオフの状態から、アクセルレバーを握りながらスイッチを下げてチョークをかけます。スターターを引っ張り、処爆を確認します。 処爆後、チョークレバーを上に戻し、再びスターターを引っ張ります。エンジンがかかったらアクセルレバーを握ってアイドリング状態にします。 スチールMS193TCのエンジンのかけ方 次にスチールのMS193TCのエンジンのかけ方をご紹介します。このモデルはプライミングポンプが装備されており、燃料供給が重要です。 まずチェーンブレーキをかけ、プライミングポンプをしっかり押して燃料を供給します。プライミングポンプは少し硬いので、しっかり押し込んでください。 次に、チョークレバーを操作してチョークをかけ、スイッチレバーを下げます。この時、アクセルレバーを握りながら操作するのがポイントです。 エンジンを引っ張って処爆を確認したら、チョークレバーを解除し、再度エンジンをかけます。エンジンがかかったらアクセルレバーを握ってアイドリング状態にします。 エンジンのかけ方の共通点 どのメーカーのチェーンソーでも、エンジンをかける際の基本的なポイントは共通しています。まず、チェーンブレーキをかけることが安全の基本です。 次に、燃料供給を確実にするためにプライミングポンプやチョークを正しく操作します。そして、スターターを引いて処爆を確認したら、アイドリング状態にするためにアクセルレバーを操作します。 これらのステップを守ることで、スムーズかつ安全にエンジンをかけることができます。 エンジンのかけ方の注意点...