背負い式刈払い機の選び方:くるくるカッターと通常型の違い

背負い式刈払い機の選び方:くるくるカッターと通常型の違い

背負い式刈払い機には様々な種類がありますが、特にゼノアのくるくるカッターと従来型の刈払い機には明確な違いがあります。本記事では、両者の特徴や利点について詳しく解説します。

エンジンの向きの違い

背負い式刈払い機のエンジンの向きは、使用体験に大きな影響を与えます。一般的なタイプではエンジンが横向きに取り付けられていますが、ゼノアのくるくるカッターシリーズではエンジンが90度逆に設置されています。この設計により、刃の回転方向が上向きになります。

このエンジンの向きの違いは、動力の伝達にも影響します。くるくるカッターは、エンジンから刃へ直接動力が伝わりやすく、効率的な作業が可能です。

フレキシャフトの位置

フレキシャフトの位置も重要な違いの一つです。一般的な背負い式刈払い機では、フレキシャフトが後方に湾曲して出ます。これに対し、くるくるカッターはフレキシャフトが横に出る設計です。

この違いにより、作業中に後方の障害物に引っかかるリスクが低減されます。特に狭い場所や障害物の多い環境での作業において、くるくるカッターの方が扱いやすいといえます。

燃料タンクの位置と容量

燃料タンクの位置も両者の大きな違いです。一般的なタイプでは、燃料タンクがエンジンの下に取り付けられており、容量は約600〜700ccです。一方、くるくるカッターは背中の部分に燃料タンクが配置されており、容量は1.1Lと大きくなっています。

この大きな容量は、長時間の作業を可能にし、頻繁に燃料を補充する手間を減らします。特に広い面積を刈る必要がある場合に、そのメリットは顕著です。

背中の熱対策

夏場に背負う際の背中の熱対策も重要なポイントです。一般的な刈払い機では、エンジンからの熱が直接背中に伝わり、快適性が損なわれることがあります。

しかし、くるくるカッターはエンジンと背中の間に燃料タンクを配置することで、熱の伝達を遮断しています。この設計により、作業中の快適性が向上し、長時間の使用でも疲れにくくなります。

作業中のエンジンの再始動

作業中にエンジンを再始動する際、一般的な背負い式刈払い機では、作業を中断してからエンジンを下ろして再始動する必要があります。これに対し、くるくるカッターは、背負ったままでエンジンをかけることが可能です。

この機能は、特に作業の効率を高めます。刈払機を下ろすことなく、すぐに作業を再開できるため、時間のロスを減らすことができます。

くるくるカッターの利点

くるくるカッターには、他にも多くの利点があります。まず、その軽量設計です。従来型に比べて軽量で、長時間の作業でも疲れにくくなっています。

また、振動の少なさも大きな魅力です。くるくるカッターは、振動を抑える設計が施されており、手や腕への負担を軽減します。

  • 軽量設計:長時間の使用でも疲れにくい。
  • 振動抑制:手や腕への負担を軽減。
  • 効率的な動力伝達:エンジンから刃への動力伝達がスムーズ。

選び方のポイント

刈払い機を選ぶ際には、いくつかのポイントがあります。まず、自分の作業環境を考慮することが重要です。狭い場所や障害物が多い場合、くるくるカッターのような設計が適しています。

次に、エンジンの出力や燃料タンクの容量も確認しましょう。作業の内容に応じて、必要なスペックを選ぶことが大切です。

  1. 作業環境を考慮する。
  2. エンジンの出力を確認する。
  3. 燃料タンクの容量を選ぶ。

まとめ

背負い式刈払い機の選び方として、くるくるカッターは多くの利点を持っています。エンジンの向きやフレキシャフトの位置、燃料タンクの配置など、作業効率を大幅に向上させる設計が施されています。

特に、作業中の再始動が容易な点や、軽量で振動が少ないことは、大きなメリットです。これらのポイントを考慮し、自分に合った刈払い機を選ぶことで、作業の効率を最大限に引き出すことができます。

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